具材は野菜だけなのに鴨のコク深い「なす汁せいろ」


東京・根津の人気店「よし房 凛」の看板メニューは「なす汁せいろ」（1,600円）。温かいつけ汁にはナスやハス、ピーマンの千切り、短冊に切った長ネギ。具材は野菜のみなのに、つゆからは鴨の香りが匂い立つ。

江戸時代創業の老舗でそばと天ぷらを堪能


「穴子天せいろ」（1,330円）。山形県産「出羽かおり」を使用して打たれたそばは二八で、太めながら喉越しに優れている。穴子の天ぷらは特大で、揚げたての衣はサクサク、身はフワフワでジューシー。

江戸っ子が愛した江戸前のつゆ


「藪」といえば江戸っ子が愛した伝統の江戸前の辛いつゆ。しかし、同店は「並木藪蕎麦」に比べ幾分まろやかな味に仕上げられている。手打ちの二八そば「せいろう」（995円）は、同店のそばとつゆを味わうのにうってつけだ。

山梨で一番古いそば店


江戸時代寛文年間（1661〜73年）に創業した同店の人気メニュー「なめこおろし」（1,408円）。北海道産と長野県産をブレンドした粉を外一で打ったそばに、下味を付けたたっぷりのなめこが載っている。

全てはそばと職人のステータス向上のため 1922年創業の小松庵では、 玄ソバの仕入れから保管、 製粉、 そば打ち、 つゆづくり、 そして各店舗の物流まで部門ごとにその道のプロを置き、 全てを自店で行う。 「味くらべ 海老天付」（3,190円）は希少な「対州そば」と「本日の産地別そば」の食べ比べが楽しめる。 「対州そば」は縄文時代後期に中国大陸から伝わった、 ソバの原種に近い品種。

ご当地B級グルメの鳥もつ煮が手打ちそばとともに味わえる


「甲府鳥もつセット」（1,550円）。北海道・幌加内産の粉で打った二八そばと、鮮度の高い鶏のモツを醤油と砂糖だけで味付けした鳥もつ煮、半ライス、豆腐が付いた看板メニュー。