夫婦二人のこぢんまりした店


そばは「常陸蕎麦　摩周産」。ご主人が打ち手で、夫婦二人で切り盛りしている。「車海老　沖縄県産」「鴨　仏産」「辛味大根　長野県産」と食材の産地を表示している。写真は「もりそば」。

野菜たっぷりの「天ざるそば」


北海道の洞爺湖温泉の入り口、バスターミナルを降りてすぐの好立地に立つ。幌加内の契約農家から取り寄せたそば粉を、外一で。写真の「天ざるそば」は、大きめのエビ３尾と、シイタケ、サツマイモ等、量がたっぷり。古代米が入った俵型のおにぎりも付いている。

「流石グループ」本店


銀座の路地裏、個室も備えた隠れ家的そば店。つなぎを使わない十割そばは、コシが強く、のど越しは繊細。そばだけでなく、シャンパンや日本酒も楽しめる。名物は、冷たいつゆをぶっかけた「ひやかけそば」（1,080円）。薄味のつゆは、最後の一滴まで飲み干せる。

会津直送の「幻の名酒」とそば


南会津から直送の蕎麦粉を毎日手打ちで仕上げる。
川端康成や俳人・久保田万太郎も定宿としていた老舗。
蕎麦会も開かれ、東京でめったに手に入らない
名酒「花泉」も振る舞われる。

甘みの強いそばと、昆布の風味を生かしたつゆ


自家栽培の甘みが強いそばに合わせ、つゆは鰹節を抑えめに昆布の風味を生かしている。そば茶を使った自家製の「そばアイス」（200円）も絶品。

宮澤賢二も通った老舗


大正11（1922）年創業。その一年半前に、作家・宮澤賢二が、花巻に農学校の教諭として着任。通勤途中にあったこの店には頻繁に立ち寄っていた。賢二の好物は、天ぷらそばで、サイダーをセットで注文することが多かったという。写真は「天ぷらそば」と「サイダー」。