濃やかな「田舎せいろ」


女性からの人気が高い同店は、内装の特徴的な装飾品が風情を感じさせる。1日15食限定の「田舎せいろ」（1,200円）は太打ちだが、普通より少し細いので喉越しがよい。ソバ粉は山形県産をメインで使用。

一茶庵流のそばと地酒を供する新店


　茨城県産の常陸秋ソバを使用した「せいろ」（800円）は、一茶庵流の二八そば。つゆも一茶庵流で、かえしとだしが好バランスのまろやかで洗練された味わいだ。

そばだけでなくこだわりの料理も楽しめる


女性３世代で切り盛りする同店は女性の感性が生かされたシックな内観が印象的。ボリュームたっぷりの天ぷらが特徴の「天せいろ」（1,950円)産地から直接仕入れた厳選素材で作られた天ぷらは素材そのものの旨みが楽しめる絶品だ。

珍味を使ったオリジナル酒肴が多彩


店舗はビルの3階にあり、ちょっとした隠れ家の趣。定番酒肴はもちろんだが、なんといっても全国各地の珍味でつくったオリジナル料理がオススメ。「せいろそば」（700円）は細打ちながら、しっかりとしたコシの二八そばだ。

その土地ならではの個性豊かなソバ　


同店では、さまざまな在来種が味わえる、一風変わった店。この数年で扱った在来種は18種類。常時、最低でも3〜4種類の粉を取り揃えている。鹿屋在来を使った「手びきせいろ」（950円）は、小粒ながら色目よく、在来種特有の濃厚な香りが特徴だ。

本格そばと創作和食が評判


同店は、特別にブレンドされた甘皮を多く含んだ挽きぐるみの田舎風のソバ粉を二八で提供している。期間限定メニューの「牡蠣と野菜天ぷら蕎麦」（1,200円）は、大ぶりの牡蠣2個、マイタケ、シシトウ、ナスの天ぷらが、ざるそばに添えられている。