食い倒れの町にひっそり佇む本格店


店名は星と書いて「あかり」。たこ焼きや串カツといった、大阪名物の派手な看板が連なる道頓堀に構える。そば粉は福井県産を使用し、二八の粗挽きで打つ。地元の河内合鴨を使った「天鴨汁ざる」（1,900円）や「鴨南蛮」（1,300円）が人気メニュー。

粗挽きそばを究めた男が供する「粗挽き三兄弟」


DVD＆解説書「粗挽き蕎麦―蕎麦打ちの技法」を出している店主が提供する「粗挽き三兄弟」。それぞれ長男「粗挽きせいろ」（800円次男）「粗挽き十割せいろ」（1,000円）三男「手挽きせいろ」（800円）となっており、一つひとつメニューに解説がついている。

山あいの一軒家


店内は自宅リビングのような、アットホームな雰囲気。「辛み大根そば」（1,026円）は、強い辛味が癖になる美味しさ。

そばサロンも兼ねる〝磯〟のそば


天王洲アイルの運河沿いに位置。「生粉打ち会」やそば好きの集まりも開催している。ワカメがのっている〝磯〟の付いたメニューが特徴。「ざるそば」500円、「磯おろしそば」700円等。そば打ちの会は毎週第2土曜、13時〜16時に開催されている。

そばを料理の1つとして原料とだしにこだわる


店構えは洒落た喫茶店風で、店内は打ちっぱなしのコンクリートというユニークなそば店。そばは北海道摩周産を自家製粉。毎朝鰹節を削ってつくるだしは、すっきりとしながら厚みのある味になるように心がけている。写真は「黄金笊」1,000円。

近所の誰もが集まる店


伝統的な品書きを守りつつ、種物や酒肴に季節感を盛り込むことで定評がある。名の通った老舗だが、「通」だけではなく、老若男女が集まる店。