自家製粉・手打ちした希少な地元産の二八そば


店主は並々ならぬこだわりを持つ。同店は厚生労働大臣認可いわゆる「Sマーク」を取得しており、店主も麺料理専門調理師および麺調理専門技能士の2種の国家資格を取得している。「東京二八蕎麦せいろ」（700円）は少量しか採れない地元東京都東大和市産のソバの実を自家製粉したものを使用した手打ちそば。

十割で打つのはソバの個性を際立たせるため


毎日産地の異なる2種類のそばを提供する同店は、産地に応じて粉を挽き分け、十割でそばを打ち分けている。喉越しのいい「せいろ」（1,000円）は、風味が豊かでしっかりとしたコシがある。

粒度の違いが旨みを生む！


粗く挽いたソバ粉には様々な粒度が混在しているからこそ旨い。同店の「せいろそば」（1,200円）は同店の店主が見出したそんな粗挽きの極意が詰まった逸品。大・中・小それぞれの粒度のよいところが味わえる複雑な旨味が持ち味だ。

製粉にこだわった挽きぐるみのそば


同店はそば街道に立ち並ぶ店の中でも、ソバ粉にこだわっている。製粉所を自前で設けて、石臼で手挽きするこだわりようだ。
一押しの「無量寿そば」（2,200円）は殻ごと手挽きした色黒のそば。力強いソバの香味が特徴の逸品だ。

製粉からこだわった十割粗挽き
　

同店の「粗挽きせいろ」（680円）は値段の破格の安さが嬉しい逸品。粗挽きながら、えぐみが少なく透明感のある味わい。製粉技術に優れる店主の腕前で、毎日食べても食べ飽きない逸品へと仕上がっている。

重厚な店構えの老舗


本店は1933年創業のそばの老舗。日本庭園を望む座敷席等、会食等ビジネスシーンにもうってつけだ。本店の「鴨せいろ」（1,580円）で使われている鴨肉は冷凍物ではないため肉厚。鴨肉本来の滋味を味わえる逸品だ。