自家製粉・手打ちした希少な地元産の二八そば


店主は並々ならぬこだわりを持つ。同店は厚生労働大臣認可いわゆる「Sマーク」を取得しており、店主も麺料理専門調理師および麺調理専門技能士の2種の国家資格を取得している。「東京二八蕎麦せいろ」（700円）は少量しか採れない地元東京都東大和市産のソバの実を自家製粉したものを使用した手打ちそば。

水上村産、椎葉村産の希少な2種の在来種


同店の「粗挽きせいろ」（890円）に使われているソバ粉は熊本・水上村産の在来種を自家製粉したもの。つゆは九州風の甘口醤油ではなく、小豆島の醤油を使用し、辛すぎず、甘すぎない絶妙な仕上がりとなっている。

インパクト抜群の極太十割そば


本店名物の「田舎そば　太打ち」（820円）は3種の異なる粉をブレンドした十割そば。割り箸を上回る極太の麺は豊かなコシと強いソバの風味を楽しめる。焙煎グルミの香味が漂う特性の胡桃汁は新潟の名物そばを参考にした逸品で、これを目指して遠方から足を運ぶそば通も多い。

せいろ、田舎、粗挽き 3種類のそばが味わえる


45年前から出前を中心に営業を続けていた本店だが、2019年6月のリニューアルをきっかけに六四そばを二八に変え、来店中心の営業形態に変更した。大和芋と卵白を合わせたメレンゲ状の付けとろろにブランド卵の黄身がかかった「つけとろ」（980円）がインスタ映えすると人気を博している。

大分に十割そばを普及させた名店


大分で十割そばが主流なのはその同店の影響が強い。同店では大分の多くのそば職人が修行し、十割そばを学んで独立していったからだ。同店の代名詞的なメニューが「せいろそば」（1,320円）。甘皮まで挽いた十割そばを甘めのつゆで頂く。

そば打ち職人とフレンチシェフの共演


「トマト風味の京鴨つくねせいろ」（2,080円）は、細打ちの「もりそば」と太めの「粗挽きそば」の2種類を味わえる。いずれも10割で、茨城県の常陸秋そばを自家製粉して提供している。