季節ごとに顔を変える蕎麦屋


祖父の代から続く蕎麦屋に生まれ育った店主。「人と違うことをやりたい」という思いから、「たじま」を開いた。野菜を使った料理に定評がある。

店名と名物そばは「仇討ち物語」に由来


1934年創業の箱根湯本にある店。店名は、江戸時代に箱根を舞台に繰り広げられた仇討ち物語が由来。浄瑠璃の演目にもなっている。登場人物の「初花」は貞女の評判が高く、とろろが載っている「貞女そば」の白さは、初花の美しさと献身を表しているようだ。

島崎藤村ゆかりの温泉宿で愉しむそば

別邸「はりこし亭」は登録有形文化財にも指定されている、築135年の古民家を移築した、そばと郷土料理が楽しめる食事処。島崎藤村が温泉を掘るアドバイスをしたことで鉱泉が湧いた。そばは自家農園で栽培している。

かつてのそば処の人気店


行列のできるそば屋として、長野県内でも名高い。新行地区はもともと、戸隠そばと双璧をなすそば処だった。人気メニューは、味噌と合わせて味わう「そばうす焼き」。

「週に2日半」の“幻のそば屋”を開いた売れっ子プロカメラマン


開店するのは土日と月曜の昼だけ。ご主人はプロのカメラマンとして東京で活動している。そばは長野県の戸隠で習った。パン職人と画家という顔も持つ多才の人。

秘境のそば「祖谷（いや）そば」


うどん大国四国で、平安時代末期から生き続ける秘境のそば「祖谷そば」。その祖谷そばの伝統を純手打ちそばで守る店。祖谷産そば粉を九割で打つ。独特の芳香と、舌触りのよさ、滑らかな喉越しが魅力。