「江戸のそば」の正当を貫く

1789年の創業の老舗。江戸からの「更科」の伝統を引き継いでいる。
冷たいそばには、甘口、辛口の2種類のつゆが付く。真っ白な「さらしな」は870円。写真は夏期限定（6〜9月）の「じゅんさい蕎麦」1,570円。

カフェでそば店


店名の由来はドイツの楽器。元々はカフェだったが、店主がそば打ちを習い始めたことから、メニューに加えることになったとか。得意メニューは福井県産の粉を使った「越前そば」（800円）。もちろん、「コロンビア」（600円）等のコーヒーも楽しめる。

「いまの品書きを大切にしていきたい」


手打ちそばの名店として知られる「神田まつや」。
昭和2（1927）年に建てられ、戦災を免れた店構えも
話題になることが多い。
写真は3本の海老の天ぷらがのった「天南ばん」

女性や年配者に受ける名物そば


神田で三十年続くそば屋。江戸時代、そばの値段が16文だったという話にちなんだ店名。名物「かつそば」は、一見、カツ丼だが、ごはんではなくそばの上になっている。

カラマツ林を眺めるそば屋


地元戸隠や長野県信濃町の契約農家から仕入れた玄そばを自家製粉している。店の周囲には何もない一軒家だが、混雑時には行列ができる。

手挽きと電動挽きのブレンド粉を使用


そば粉は季節に応じて北海道や秋田県、茨城県と使い分ける。つくるそばは手挽きの粒感や穀物感を生かしつつ、電動挽きの甘みを併せ持つ。日々、他店にはないオリジナルな粉を追求している。