自家製粉による多彩なそばを食べ比べ


3台の石臼を駆使して2〜4種類ほどのそばを挽き分けるという、こだわりの自家製粉が売りの高遠町屈指の人気店。写真は「高遠そば入野谷在来」（1,200円）。入野谷在来を十割で打っており、日によって挽き方と麺の太さを変えている。また、高遠そばを注文するとからつゆと一緒にクルミつゆが付いてくるのも嬉しい。

現地で厳選した魚と風味豊かなそば


十割で打つ「手打蕎麦」（800円）は、秋田県産、福井県産等、その時々で気に入ったものを使っている。挽きたてが打ちやすく、風味が格段によいことから、店内に電動石臼を置き3時間かけて製粉している。お店の名が示すように、魚と酒の〆（締め）にそばを食べるスタイルを提案している。

湯波そばの元祖


メニューは、湯波、ぜんまい、高野豆腐を巻いたものがのった「冷たい湯波そば」（1,260円）等。

”鴨づくし”の逸品


カウンター6席のみの店構えに、昼のメニューは「鴨蕎麦」のみの鴨そば専門店。「鴨蕎麦」（1,550円）はまさに”鴨づくし”で、まずは別添えの塩で、そばそのものの味を楽しむ。また、鴨汁は赤柚子胡椒で味をかえることもでき、色んな楽しみ方がある。

大倉男爵元別邸の十割そば


早川の渓流沿いの緑に囲まれた自然豊かな場所にある。早川対岸の裏山には竹林が群生している。そこで採れた孟宗竹でつくった器で料理が供される。主人が竹でつくった竹徳利とお猪口を販売している。お土産用のそばも打つ。

圧巻のメガ盛り1kg


朝9時から仕込みを始め、ニンジンやゴボウ、ダイコン、コンニャクといった山盛りの具材を2時間かけて煮込む。それと足で踏んで練りに練ったそばと合わせる「けんちんそば」（800円）。大盛り（900円）にすると総量は圧巻の1kgに。