坂の上のそば屋

そこは坂の上にひっそりと佇んでいる。
店内は古い民家の畳の部屋で、ゆったりとしたスペースはこの店独特では、せいろ、けんちん、そうめん等、様々なメニューでもてなしてくれる。

サラダ感覚で頂く「生野菜そば」


夏から10月にかけての人気メニュー「生野菜そば」（1,200円）。麺の上にトマト、ピーマン、キュウリ、玉ねぎ、人参のほか、信州名物「ひたし豆」と、真ん中に味噌が添えられる。

ご主人が故郷の味を再現


長野県出身のご主人が、信州産のそばを使い、故郷の祖父母から習った田舎式で打つ。メニューは「ざる」（写真）や「おろし」「胡麻だれそば」等。

そばの実を雪室で保存。新そばよりうまい！


そばの実を約4カ月間、雪室で寝かせ、石臼で粗挽きにし、生粉打ちにする。精製の度合いが高い粉を使う会津にしては、珍しい打ち方。この店のそばは特に風味が強いことで知られている。写真は夏に人気が高い「月見納豆そば」1,260円。

酒のシメは細めのそばで


1891年創業。北海道産のそば粉を使い、細めの麺が人気。酒を楽しめる空間をつくっている。

「尾張屋のれん会」の1店


そばは北海道産の粉に、茨城県、山形県、福島県産のものをブレンドし、味や香りを最大限に引き出している。機械打ちながら、手打ちにも負けない仕上がり。名物の「冷やしあさり」（1,080円）は、冷たいそばの上に殻付きのあさりが10個以上のり、貝の苦みがたまらない。