多彩な酒肴に埋没しない存在感のあるそば


「せいろ」（750円）のそばは、モチッとした食感で、粉の粒子が詰まった感じが特徴。また、つゆは冷たいそばにはかえしに濃口醤油を使い、温かいそばには薄口醤油を使っている。

多種多様の二八そばを提供


提供されるそばは全て石臼で挽いた二八そば。お薦めは「三色もり」（1,400円）。せいろは北海道産、田舎そばは栃木産と、それぞれ産地の異なるソバ粉を使用している。変わりそばもゴマやシソ等、2カ月に一度、季節に応じて素材を変えるという。

ソバ粉の違いを存分に味わえる


店主の増田さんは「上野藪そば」で修行。時期ごとに各地の状態のよいソバ粉を取り寄せ、必ず試し打ちをしてから発注するという。「三食せいろ」（1,540円）は、二八と十割の2種類のそばを春は新茶、夏はシソ、秋は芥子、冬は柚子と季節によって風味を変えるつゆにつけて頂く。

秘伝の塩ダレを使った創作そば


塩ダレがかかった冷たいそばに白髪ネギと水菜が載る「えんの塩そば」（880円）は喜多方ラーメンの有名店「喜一」とのコラボメニュー。

震災の前も後も作業員達の御用達


ご飯によく合うモツ煮とそばのセット「もつ定食」（1,050円）は、モツ煮の甘じょっぱい味つけが、ハードな労働に従事するお客に好評だ。

ボリューム満点のそばで復興現場の人々の胃袋を満たす


「ボリュームそば」（1,050円）は、洗面器ほどの巨大な器に盛られた温かいそばの上に、全長20cmもの巨大なエビフライ、ホタテ、焼いた餅、野菜が載っている。