全国麺類文化地域間交流推進協議会（全麺協）の「素人そば打ち段位認定四段位」の埼玉での認定会が、7月2日開催に向け準備が進んでいる。

　昨年11月に福井県で開催された「日本そば博覧会」で実施された四段位認定会では、2日間で93人（欠席者3人）受験し、63人が合格した。

　埼玉県での認定会（「NPO法人そばネット埼玉」主管）は、3月27日に開催予定だったが、東日本大震災の影響により延期となり、7月2日に埼玉県県民活動総合センター（埼玉県伊奈町内宿台6-26）での開催準備が進んでいる。

　埼玉県での受験予定者数は48人。全麺協四段位は、そばに関する知識や、技術的にも1,400ｇの粗挽きそば粉に100ｇだけのつなぎ粉という難易度の高い技術が求められ、合格率は例年50％未満という狭き門となっている。

　全麺協の阿部成水さんは段位認定会について、「手打ちそばの技術の上達、知識の涵養には、蕎麦屋さんや栽培、製粉、道具業のプロの指導や助言が有効です。自然と、プロと一般の方々の交流が盛んになり、手打ち蕎麦に興味を持つ方々が増加することは、蕎麦業界全体にとって有益になるものと思います」と、相乗効果への期待を話す。


（蕎麦将軍）