1月31日、埼玉県県民活動総合センター(埼玉・伊奈町)において、60人が参加し、NPO法人そばネットジャパンが主催する「第50回手打ちそばアカデミーinさいたま」が盛況のうちに開催された。同講座は、そばの歴史、文化、栄養等の学術的な学びや、そば打ち技能向上を目的にしており、2007年2月に第1回を開催してから50回目の節目を迎えた。
第1部は、登壇者が自身のそば打ち人生を語る「リレーオピニオン『私のそば打ち人生』」。そばネットジャパン副代表理事を務め、西武文理大学名誉教授でもある小山周三氏が、経営学者(専門は流通)として日本のいわゆる「失われた30年」を嘆く一方、自身の30年間のそば打ち人生がいかに充実していたかを熱く語った。
第2部では、河合塾漢文科講師の打越竜也氏が「論語に見る学びの心」をテーマに講演。孔子の教えについて、日本と中国では解釈が異なる等、その奥深さを解説した。
昼食後の第3部では、そばネットジャパンが独自に実施している技能検定制度の四段課題(粗挽き十割)、五段課題(上州沼田流)、六段課題(さらしな二八)について、技能検定デモンストレーターが実技を披露した他、各段位取得を目指す受講者が師範の資格を持つ指導者から個別指導を受けた。見学者はその様子を熱心に見学し、自身の学びに繋げていた。

講演する小山周三氏