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「日中そば学国際フォーラム」で 深まった日中の絆
投稿者 : sobashogun 投稿日時: 2019-03-11 10:21:04

 2018年3月に中国・北京で開催された「第一回日中そば学検討セミナー」に続いて、同年11月、中国・北京で「第一回日中そば学国際フォーラム」が開催された。
 日本からは、江戸ソバリエ協会理事長のほしひかる氏を筆頭に木崎利江子氏、佐藤悦子氏、赤尾吉一氏、一ノ瀬静男氏、高橋龍太郎氏、平林知人氏が参加した。中国からは、中日経済技術研究会の孫前進代表、北京大学の賈潦氏、中華人民対外友好協会の李鉄民氏、新華社の張可喜氏、北京日本文化センターの黄海存氏、中国内蒙古・赤峰市の王炎民氏と王華氏、中国作物学会の周美亮氏、中国食文化研究会民族食文化委員会の張立方氏、貴州師範大学の陳應富氏と汪燕氏、山西省農科院の李雲龍氏、北京物資学院の洪嵐氏、中国開発区の張召堂氏等約80名が参加した。
 会場となったのは北京市にある蟹島ホテル。1日目の11月17日には前述の孫前進氏が「日本のそば文化」を紹介し、その後は中国側出席者による講演会となった。日本側では、ほしひかる氏が「中国のそばの歴史」を講演。もともと、江戸ソバリエ協会は「日本のそばは、中国三江生まれの江戸育ち」と定義しており、孫前進氏はこの見解に注目。江戸のそば文化を学ぶイベントの開催となった。
 2日目の11月18日は日中両国がそばづくりを披露した。5、6名ずつに分かれて中国の方がそば打ちを体験。参加者には「そば打ち体験修了証」が授与されるという特典があった。
 中国側も負けてはいない。内蒙古にある赤峰市の参加者が見せたのは、両柄の庖丁を器用に使ってつくる刀撥麺。中国麺は刀撥麺や刀削麺、あるいは機械を使った押出麺等多彩だが、刀撥麺は日本では滅多に見ることはできない。器用に刀(庖丁)を使って、麺をつくった。赤峰市チームは、他に「泡麺」という即席麺やそば餃子等数種のそば料理のデモンストレーションを行った。
 交流会の記念として、日本のそば切り包丁と中国の両柄包丁を交換。また、温庭筠氏の詩「処士盧岵山居」を書家の戦海氏が揮毫した「千峰随雨暗 逕入雲斜 日暮鴉飛散 満山蕎麦花」という書を、北京大学の賈潦氏から日本側に手渡された。日中の「そば」を核にした友好は一段と強化された。



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