豚の背脂を使った“こってり”なつけ汁


店名は、毎年そば祭りが開催される福島県の旧山都町から。スタイリッシュな店内は、洒落たダイニングレストランの雰囲気。イチ押しは「黒カレーそば」（1,200円）と「こってりせいろ」（900円）。

昭和の時代にいち早く自家製粉を導入


1975年創業の静岡県における手打ち店の草分け的存在。こだわりの自家製粉で、透明感のある食感のよいそばになっている。「おかめせいろ」（1,500円）は天ぷらと卵焼き、煮物、カマボコ等が華を添え、見た目も美しい逸品だ。

洋食店等で料理人をしていた店主が打つそば


　ここの店主は以前、洋食店等の料理人をしていた。そばは北海道・北空知のそば粉を使用し、独特の旨味とコシがある。漁師である両親が獲った魚介類を使った魚料理も絶品で、50種類以上にも及ぶ創作料理も展開している。

猪苗代そばの湖南町から玄蕎麦を取り寄せ


近くの福島・湖南町の猪苗代そばの玄蕎麦を取り寄せている。ご主人は独学でそば打ちを学んだ。「辛味大根おろしそば」（写真）や「山菜きのこそば」等、素材が新鮮。

こだわりの”早刈りそば”


そばは通常よりも1週間〜10日ほど早く収穫された福井県産を中心に使用。とろろそばの「淡雪」（1,200円）は、とろろは山芋と大和芋をすり下ろしたものに卵白が加えられており、優しい味わいになっている。

贅沢かつ豪快なカラスミの“ぶっかけ”


大阪きっての歓楽街に並ぶそば店。店内には、料理人との会話を楽しんでほしいと、カウンター席が設けられている。店主は長らく割烹料理店に勤めただけに、「豚角煮」（800円）等、手の込んだ一品料理に定評がある。また、「黄金」（1,600円）は、そばにカラスミを盛大に散らした、贅沢かつ豪快な逸品。