ボリュームだけでなく味にも満足の学生街のそば屋


学生に人気のかつ丼を筆頭に、200gある二八のそばなどボリューム満点だ。80人ほど入る2階の座敷は、ゼミやサークルのコンパにとフル回転している。

「なにわ翁」出身の店主が打つ絶品そば


店主は、高橋名人こと高橋邦弘さんが率いる「翁達磨グループ」の「なにわ翁」出身。石臼で挽いたそばは二八で、のど越しがよく、ほのかな甘みが感じられる、王道の手打ちそばだ。「ざるそば」（800円）のほか、「穴子の巻き寿司（1,600円）等の一品ものが人気。

クセのない蕎麦


　その蕎麦は下町っ子が打つ。〝白く透き通るような白色のさらしな、クセもなくつるりと喉を通る〟蕎麦だ。こじんまりとし、ゆったりできる店内で、美味い蕎麦と酒を食べながらくつろぎたい。

遠方からもそば好きが集まる店


自家製粉で手打ち。品書きには田舎、二八、さらしなの「三色もり」（1,300円）等がある。

老舗店の「へぎそば」が味わえる


一番人気の「へぎそば」は、新潟県魚沼地方発祥のご当地そば。小千谷市で創業80年のへぎそばの老舗「和田」から仕入れている生そばを使用し、つるりとしたのど越しや、噛みしめるとほんのり感じられる磯の香りは小麦粉をつなぎに使う二八そば等にはないもの。

名酒と石臼自家製粉のそば


41歳で玄蕎麦から石臼自家製粉を導入。同時にご主人は酒にも目覚めた。自分で認めた酒を店でも出す。そば粉も希少な秩父在来種を使っている。写真は「三色もり」。