立ち食いなれど「本格手打ち」


店主曰く、「（値段が）日本一高い立ち食いそば」だそう。
天ざるが1050円と確かに高い。しかし同店のそばはすべてが手打ち。格安で本格手打ちが味わえるとリピーターは多く、夜ともなれば常連客で狭い店内は大盛況。

そば粉と若葉粉を独自にブレンド


「十割」ではなく「十二割」。そば粉と若葉粉を独自ブレンドしているという。また、「十二分に栄養を取って欲しい」という意味もあるとか。「さんじ庵十二割そば」（1,080円）や「つけとろもりそば」（1,290円）等。

十割そばと特大かき揚げが人気


毎朝、挽きたての店内で打ち、注文がきてから茹で上げる。人気は「海盛りかき揚げ天ざる」（700円）。タマネギとニンジンのかき揚げの上に、さらにホタテ、小エビイカ、魚肉ソーセージ、ちくわの天ぷらが積み上げられる。

北海道一の名人が栽培した「キタワセソバ」


100m離れたところに本店の「とお山」がある。最高水準のそばの持ち味を生かし、新そばの時期は十割、それ以外は九一で提供。個室は仲仕きりを上げると広く使える。

伝統の“変わらぬ味”を提供


創業は1861年の老舗。伝承の味付けと製法を守り続けており、看板メニューの「にしんそば」（1,300円）は、まさに京の伝統の味。他店では珍しい「冷やしにしんそば」（1,450円）もある。

そばに加えて肴も豊富


ビルの地下1階にあり、店内はこぢんまりだが、伝統的な手打ちそば屋の雰囲気。「せいろ」（800円）や「なめこおろしそば」（1,000円）といったそばだけでなく、「玉子焼き」（800円）や「和風おこげ」（1,600円）といった肴メニューも充実している。