運営担当 さんの日記

 
2023
7月 18
(火)
17:09
第70回「手打ちそば 石月」(東京・丸の内)
本文
 承諾を受けて取材をして、確認のために原稿を見せ、掲載拒否といわれた初めての店がここだ。2007年の創刊以来初だっただけに一度はお店を訪れ、記事のどのような部分が拒否理由だったのかを探りたかった。正直、冷静でいようと思いながら、「カメラマンの写真、記者の原稿、デザイナーのデザイン費用、校閲者の時間と費用をどうしてくれる」と腹を立てていた。行ったのは平日の13時半過ぎ。このお店のコンセプトは「粋で短気な江戸っ子が愛した江戸前そばの世界観(大人の男が憧れる粋なそば屋の世界観)」という訳のわからないものだが、入店と同時にそのコンセプトはどう活かされているのかと耳を疑った。男性店員が「はあ〜い」という間延びした受け答えをしていたからだ。気の短い江戸っ子は怒るかもしれない。まあ、冷静に。だし巻き(880円)、合鴨焼き(1,760円)、鯵の南蛮漬け(880円)、辛味おろしそば(1,100円、大盛りなのでこれに330円プラス)を頼んだ。鯵の南蛮漬けは美味しく、だし巻きはまあまあだったが、合鴨焼きが美味しくない(個人の感想です)。二八で打つ辛味おろしそばはまあ普通でした。なんでも、個人店のような温かみのある店舗づくりを目指しているというが、入店してから温かみを感じたのは、ゆったりとした店員の言葉遣いだけだった。約30席の店舗の内装からも温かみは感じられなかった。この店は駅ビルに多く出店するシナジーという会社が運営しているが、同じ5階でお隣の「旨酒・料理 酢重ダイニング」も、軽井沢では有名なそばの「川上庵」等様々な業態を運営するフォンスという会社が経営しているが、「旨酒・料理 酢重ダイニング」の方が料理は美味しかった(個人の感想です)。

<ズバッ>出される料理が料理店には一番大事だというのは当然。何よりそこを大事にしてほしい。
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