10月18日「第49回手打ちそばアカデミーinさいたま」が成功裡に開催!

投稿日時 2025-10-22 12:25:40 | カテゴリ: 最新ニュース一覧

 10月18日、埼玉県県民活動総合センター(埼玉・伊奈町)において、55人が参加してNPO法人そばネットジャパンが主催する「第49回手打ちそばアカデミーinさいたま」が成功裡に開催された。同法人は、日本が誇る伝統的な食文化である手打ちそばの普及・振興を図り、地域社会へ貢献することを目的に2005年設立。そばの歴史や文化、栄養学的な知見を学ぶとともにそば打ち技能向上のため、07年から「手打ちそばアカデミー」を開講している。
 第1部では、ヤマサ醤油東京支社・業務用営業本部長の村山雅祥氏と同支社業務用営業本部業務第2課長の横塚猛氏を講師に招き、麺汁の主役ともいえる“醤油”について「醤油の一般知識とヤマサしょうゆの特徴」をテーマに講義が行われた。醤油の歴史や材料、製造過程の他、ヤマサの工場がなぜ銚子にあるのかについて、受講者は興味深く聞き入り、JAS規格が定める5種類(濃口、淡口、たまり、再仕込み、白)の醤油の味、香りの違いを実際に体験した。


 第2部では、NPO法人江戸ソバリエ協会理事長のほしひかる氏が「そばの歴史と食文化学」について講義。普段、何気なく使っている「蕎麦」の字の由来、ソバ栽培の歴史、日本におけるそば食文化の始まりから現代までの変遷を解説した。


 昼食を挟んで第3部は、登壇者が自身のそば打ち人生を語る「リレーオピニオン『私のそば打ち人生』」。杉戸麺打愛好会小川道場・名誉館長の小川伊七氏が、杉戸町長に当選するまでの苦労がその後の人生の大きな活力となったこと、美味しいそばを打つことがいまの自分の生きがいとなっていること等を熱弁した。


 そして、第4部はそばネットジャパンが独自に実施する技能検定「そばリスト技能検定」の四段課題(粗挽き十割)、五段課題(戸隠そば)、六段課題(さらしな二八)それぞれの受検者への個別指導が行われた。見学者は指導師範の技を吸収しようと、その様子に熱心に見入っていた。
 なお、次回の第50回そば打ちアカデミーは2026年1月31日(土)、同じく埼玉県県民活動総合センターにて開催予定。大東文化大学地域連携センター講師の打越竜也氏が「論語から学ぶ『そば打ち人 心の処方箋』」をテーマに講演する他、技能検定デモンストレーション等が予定されている。詳細はそばネットジャパン事務局まで。
そばネットジャパン公式サイト:https://www.sobanetjapan.com
メール:snjofice@sobanet-japan.com




蕎麦春秋.comにて更に多くのニュース記事をよむことができます
https://www.sobashunju.com

このニュース記事が掲載されているURL:
https://www.sobashunju.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=700