<初の蕎麦全国調査>1  昨年の全国収量は約3万t

投稿日時 2011-02-01 15:00:32 | カテゴリ: 最新ニュース一覧

 農水省は1月31日に公表した「農林水産統計」で、2010年の全国蕎麦作付け面積・収穫量等を発表した。従来、蕎麦作付け面積については全国調査を実施してきたが、収穫量については、北海道や長野等、作付面積が全国の作付面積のおおむね80%を占めるまでの、およそ10程度の「主産県」と呼ばれる道県に絞って統計をとっていた。したがって、蕎麦の収穫量についての全国統計の発表は、今回が初めて。

 昨年の全国収穫量は2万9,700tだった。全国の作付け面積は4万7,700haで、前年に比べて2,300ha(5%)増加した。10a当たり収量は62kgで、収穫時期の長雨等で作柄の悪かった前年産(2009年)に比べて53%上回ったものの、10a当たり平均収量(=原則として直近7カ年のうち、最高及び最低を除いた5カ年の平均値)を4%下回った。

 農水省では、作付け面積が増えた理由を、関東・東北、北陸、九州等で戸別所得補償モデル対策を開始したため等と見ている。また、開花期から収穫期までの高温の影響により登熟期間が短縮され、未熟粒が多く発生した等のため、収量が平均を下回ったと分析している。

都道府県別調査結果:http://www.sobashogun.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=135


(蕎麦将軍.com)




蕎麦春秋.comにて更に多くのニュース記事をよむことができます
https://www.sobashunju.com

このニュース記事が掲載されているURL:
https://www.sobashunju.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=133