滝や大吊り橋に囲まれた山間のそば屋で温まる


栃木・塩原の温泉郷へ通じる国道の脇道にある。そば好きの客のために、あえて国道から一本脇に入った立地を選んでいる。店の評判は口コミで広がり、言外からも多くの客が訪れ、リピーターが6〜7割を占める。写真は「蕎心庵」お薦めの「鴨せいろ」。盆とせいろは栗材の特注品を使用している。

「会津の味」を食べやすくした「高遠そば」


店主が福島・柳津町出身。東京で会津のそば食文化を楽しめる貴重な店。蕎楽亭の「高遠そば」（写真、1,000円）は、本来、大根おろしの絞り汁で味わう会津の「高遠そば」の辛さを調節して食べやすくしている。

知人のシェフに習った特性のトマトソース


写真は6〜９月限定の「トマトそば」1,050円。ソースは、玉ねぎ、にんにく、唐辛子をオリーブオイルで炒めてから、フレッシュトマト、バジル、そばつゆ等を入れる。さっぱりとした口あたりで、生粉打ちのそばともよく合う。トッピングで温泉卵を入れてもいい。

そばとともに季節の味を味わう


東京・神楽坂の名店「蕎楽亭」から暖簾分けされた同店。今が旬のよく肥えた岩手産牡蠣を４つも使用した「牡蠣そば」（1,500円）は人気メニューで、同じく人気の「白子（ポン酢）」（700円）と併せて頂きたい。

女性客が増加中


東京・神楽坂の有名店「蕎楽亭」から暖簾分けした女性店主が切り盛り。男性客よりも、女性客の方が多いよう。「ざるそば」（900円）等、蕎楽亭仕込みの間違いのない味だ。

若女将が切り盛りする店


　そば打ちの腕は、ミシュラン１つ星を得たこともある蕎楽亭仕込みであるだけ間違いない。さらに、御飯、お酒、お酒に合う小料理等にもこだわりが感じられる仕上がりになっている。